日本語
快刀乱麻
元素反応を起こした後の12秒間、元素熟知+60。月兆・満照:上記の元素熟知アップ効果がさらに+60。装備したキャラクターが待機している場合にも効果を発動できる。
使用キャラクター — 両手剣
物語
この世に誰も知らない秘密など、ほとんど存在しない。人目に触れない隠し部屋にも、隙間はある。 どんなに複雑で精密な錠前も、作られた瞬間から解かれる可能性を秘めている。 同じように、どんなに綿密な計画であろうと、敵に悟られる手がかりが残る。 大盗賊の継承者を自称する少女にとって、すべての秘密と仕掛けはそれほどに滑稽だった。 北方の傲慢な貴族から、辺境の作り笑いばかり浮かべる商人まで、 彼らの「誰にも解けないご自慢の錠前」は、この少女の前ではいつもすんなりと開いてしまう。 複雑な構造ほど脆い箇所が生まれる。 そこに力を入れれば、どんな錠だって開くことができる。 こうして、「ブレードブレーカー」の悪名は広まり、貧農の娘「シャンツコフスカ」の名前を覚えている者は、誰一人としていなくなった。 妖精大公の末裔を名乗る少女は無数の宝を盗み、真の貴族のように財宝の山の中で談笑していた。 その人生は平凡で退屈、これ以上何事にも心を動かされないはずだった。しかし—— 「親愛なる傲慢で滑稽な偽物のお嬢さん。恐らく、あなたはこのメッセージを最初に見た人でしょう。」 「私はいわゆる大公の秘宝には全く興味がありません。この大盗賊の名のように、好きに使ってください。」 「ですが、覚えておいてください。最初に仕掛けを解いたのは私です。私の名前を、あなたの失敗と共に心に刻んでください。」 大公は世界的な大泥棒に対して挑発するかのように、「誰にも盗めない」と豪語しながら、パーティーで秘宝を展示した。 その大公の自惚れた物言いを少女は嘲笑い、足を洗う前に、最後にその秘宝を盗み出してやろうと考えた。 ところが、すでに身を引いたと自称するコソ泥が先回りをしており、壁には彼女を挑発するかのような言葉を残されていた。 その後、彼女は悔しさを抱えながら幾度となく勝負を繰り広げ、数えきれないほどの敗北を味わった。 少女の誇りである鍵開けの腕は、顔すら知らない挑発者に、なぜかいつも敗れてしまう。 失敗が繰り返されるごとに、彼女は憤慨した。そして憤慨するほどに、彼女は宿敵の真の姿を見ようと躍起になった。 そんなある日、彼女を怒りで真っ赤にしてきたあの忌々しい宿敵が、突如として消息を絶った。 そして彼女の耳に、あの盗人が捕まって処刑されたという情報が入った。 彼女は自分でもなぜか分からず、乱雑に埋められた墓を掘り起こした。そして、その石棺をこじ開けたその時… 犯人の屍が横たわっているべき棺桶の中は、彼女に向けたメッセージが刻まれている以外、空っぽだった。 なぜか零れ落ちた涙を拭って、少女は髪を振り乱しながら狡賢い宿敵を罵った。 いつものように、彼女は誓った——残りの人生をかけて、彼が死を偽装したトリックを解き明かすと。 しかし、歳月は彼女の自慢の美貌を、彼女の最後のため息を奪い去って行った。 鍵を開ける力すらも失ったその女性は、彼に対する最後の罵りを口にしながら、空の棺に横たわった。