日本語
広がる境界線
キャラクターがシールド状態の時、通常攻撃と重撃ダメージ+20%、通常攻撃と重撃の会心率+8%。
使用キャラクター — 片手剣
物語
光り輝く蝶も、羽化する前は縮こまった青い蛹であったように、 あでやかな赤フラミンゴも、幼い頃は灰色の羽毛の塊にすぎない。 美辞麗句で人々を惑わした偉大な祭司にも、 生まれてから長きにわたり、頭がぼんやりとして一言も発さない時期があった。 部族で祭祀の炎を司る老人は、彼の魂の半分が夜の火の中に消えたと言った。 言葉を失った子供は自らの誕生日に、荒れ果てた石の地へと足を踏み入れ、失った自分を取り戻さなければならない。 しかし、この旅は危険に満ちている。寂静の主に謁見するために、魂は七重の帳を越えていかねばならないのだ。 二つの世界を行き来できる竜の助けがあったとしても、帰ってこられた者はごくわずかだった。 少年と共にその謎の地へと足を踏み出そうとするイクトミ竜は、イクトミ竜の中でも最も掴みどころのないマハンバだけ。 曜石で葺かれた長い階段のある殿堂で、まるで初めてそうするかのように子供は目を開けた。 遥か昔の国の記憶が水のように彼の瞳を流れていく。ゆらめくほのかな光の中で、 本当にその歳月を過ごしているようだった…最初の炎神が火山の前で手を上げ、誓いを立てた。 彼は過去の思い出には存在しない。ただ数々の英雄の影の中に立っている。 煙霧に堕ちた城の僭主が、赤い瞳の少年に討たれた時、空の玉座の階段の前から、 燃える都市と黒淵へと落ちた者の顔を見た。 過去が彼に全てを——言葉、音節、その裏に隠された意味を悟らせた。 そのおかげで、彼は時間の流れをより深く、より長い目で見通すことができた。そして、ついに知ったのだ—— 夜の主がこうなるように計画し、すべてを目の前に現したのだと。成長した子供は、 その時から、ナタ全体を覆うほどの影と外界から来た魔物を見るようになった。 孤島を占拠する黒い影を見た。それはまるで寄生虫のように奥深くまで蝕み、あらゆる境界を炎のように蹂躙していく。 黒い影が占拠した場所では、過去の亡者と死にゆく者が悲痛な泣き声をあげていた。 漆黒の霧がナタの部族に迫ろうという時、思わず口を開いた。「やめろ!」 最初の言葉を口にした途端、彼ははっと目を覚ました。そして自分が青い炎の横に倒れていることに気づいた。 マハンバの瞳に微かな光が浮かんだ。老人は祭祀の杖を彼に渡した。 それ以来、過去のすべてを知るサンハジは言葉巧みに人々を欺き、 未来の危険を軽視する無脳な愚か者たちを、遠い昔の言葉で戒めた。 それからというもの、すべての物語を知るサンハジは大きな嘘をつくようになる。 幾重にも重なるウォーベンを迷霧へと変え、触れてはならない過去を隠したのだ。